1_index.html 建築家と創るデザイナーズ住宅・レストラン・クリニック・オフィス|スペースクルーズ一級建築士事務所 東京: 2010年11月


2010年11月
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東京デザイナーズウィーク2010

今日は文化の日。先週は風邪で死んでたのですが、何とか復活し、休日の今日は
毎年行ってる東京デザイナーズウィークへ行ってきました。
天気も気持ちのいい秋晴れ。

神宮外苑の銀杏並木を通り会場へ。
今年の異常気象のせいか、毎年この時期黄色くなってるイチョウの葉がまだ
青々としてて少し違和感を感じる。

絵画館前のエントランス。

今年のテーマカラーはブルーでした。いい天気のせいか、人多め。

アプローチを抜けると巨大ドーム出現。メインスポンサーが減ったのか、
あらゆる所にCHINTAIの文字。

ドームの中ではちょうど学生のデザイン公開プレゼンテーションがおこなわれてました。

外では各大学の学生の作品が展示されてます。

メインテントの中へ。

入口には駒のような椅子。みんな一心不乱にゴロゴロしてます。

住生活グループの展示。人工の風によりくるくる回転します。

テント真ん中のカフェ。無数のLED照明が空間を作っています。
LEDモジュールにシャンデリアのようにアクリルバーがついていて、発光しています。

富士通のセンサー付プロジェクターのインタラクティブな映像システム。
ボールを転がすと波紋ができます。

再び屋外へ。子供が好きそうな展示が並んでいます。
角材を使用したランドスケープ展示。

J-WAVEのカフェテラス。

先端にLEDが仕込まれたオブジェ。

ロープをぐるぐる巻き付けたオブジェ。模様がきれい。

夕方にはドームでクロージングパーティーがおこなわれました。

プロジェクター数台を使用した全方位の映像。プラネタリウムのようです。

コンテナを使用した展示の内部。無数のペットボトルの展示。

スタイロボードを仕様住空間のインスタレーション。
普段模型等で使うあの青いボードが作りだすミニマルな空間。


写真には撮れませんでしたが、パリで物議を醸している村上隆等の作品が展示された、
ジャラパゴス展は、独自の進化を遂げた日本の先端のアーティストたちのおたく的とも
言える作品群がとても刺激的だった。どくろの描かれている屏風や、ゴミのように積み重ねられた人の山の絵画等。どんどん進化していってほしい。


今年は、最悪だった去年に比べて、全体的に展示の質が向上してた気がします。
特に学生の展示は面白いものが多かった。
デザイン分野も景気の底打ちから少し持ち直した感も。
会場のレイアウトも例年よりすっきり明快で、裏動線に戸惑うこともなかった。
ただドームでのクロージングパーティーは学生とその恩師の大学の先生たちがほとんど。
第一線で活躍してるアーティスト、デザイナーももっと出るべき、出すべきだと思った。

ただ日本最大のデザインのお祭りとして、試行錯誤しながら今後も続けていってほしいです。


港区ベイエリアブランド検討会 地域めぐり

最近港区が立ち上げた、港区ベイエリアブランド検討会で、今日は芝浦、台場、港南地区を実際に巡ってどういう地域資産があるか確認してまわりました。

芝浦の港区総合支所へ集合。そこから徒歩で名所旧跡をまわります。

JR田町駅そばの船だまり。この先は埋め立てられ公園になってます。
昔は海苔の船が出入りし、漁業の拠点になっていた場所。

新芝運河沿いを歩きます。1991年に設置されたガス灯は、文明開化時に銀座へ供給し
てた東京ガスがあった場所として記念して設置されました。ここに隣接してた東京ガスは
解体され、今芝浦の新たな拠点として複合施設が作られようとしています。

芝浦1丁目にあるスポーツショップASRは湾岸ブームの象徴だったジュリアナ東京が
あった場所。この辺にはかつてアッシー君の車も並んでたんですね。

そしてさらに歩くと、芝浦花街時代の唯一の名残り、協働会館があります。
芸者さんたちがこの辺にはいっぱいいたんですね。
現在は老朽化で閉鎖されてますが港区の有形文化財に指定されてます。

近代和風建築です。

ヘルメットをかぶり内部へ潜入。何気に今回が初めてです。床は穴があいている所も
あります。

一人じゃ入れない雰囲気を醸し出す廊下を進む。

途中にはこんなベッドも。

窓の装飾。こういうものはモダニズムな現代建築の中にあっては貴重です。

エントランスと受付空間。

2階に階段で上ると、抜けた大空間。奥は舞台になってます。床は所々開いています。
建物自体が遺構ですが、何か有効活用できればいいのですが。


芝浦1丁目内にある木村屋。ドラマ「ラブジェネレーション」で、木村拓哉の家として
使用されてたそうな。モルタルの和洋折衷の外観が特徴で、関東大震災と戦災をくぐり抜けて現在まで残っています。

芝浦シーバンスとみかんの木。シーバンスには清水建設本社が入っている。
このみかんの木のみかんを使い最近マーマレードやアイスを地域ブランドの1つとして
製造販売しています。

シーバンス内の噴水。

最近話題になっているTABLOIDビル。産經新聞の印刷工場をリノベーションし、
区画で分けたレンタルオフィス、カフェ、ギャラリー等が入ってます。

海岸通沿いに設けられた設備、これは何でしょう?

正解は可動式の防潮設備です。東京湾や付近の運河等があふれた場合に
道路を封鎖します。
それにしてもでかい。

芝浦ふ頭公園。明治時代にここから初代南極観測隊の船「海南丸」が出航した場所。
その船を模した遊具が子供に人気です。

公園内にある石碑。

海岸通りから芝浦アイランドへ移動。ちょうど広場で、アイランドのバザーをやってました。
デザインしたキャナルカフェも出動中。

アイランドの船着き場へ。

芝浦〜お台場をつなぐ船、アーバンランチへ乗り込みます。
本数は少ないけど、山手線の田町駅からお台場へ行くのにショートカット出来るので
お勧めです。

離岸して出航。

船体内部。

運河を航行し、水門をくぐります。

門をくぐるとレインボーブリッジのループが見えます。

反対側の品川界隈の景色。

レインボーブリッジを一旦くぐります。

そして再びブリッジをくぐりフジテレビの見える台場を目指します。

船でしかいけない島、第6台場。

約15分程で台場へ到着。

ここでランチタイム。近くのカフェでランチ。

ランチタイム終了後、海浜公園とつながっている第3台場へ。

ここでは現在、水質改善の実験をおこなっています。

通路を通り台場へ向かう。

第3台場の内側。来たのは10年以上ぶり。内側がすり鉢状になってます。
今日は暖かいので観光客が結構いました。緑が多いのでここでランチもいいかも。

台場の砲台跡。ここで黒船来襲から守ってたんですね。

船着き場へつづく通路。

台場のど真ん中。意外と広い。

ここでバスへ乗り港南、天王洲へ向かいます。はとバスツアーな気分。

レインボーブリッジを渡り台場から再び芝浦方面へ。

芝浦港南区民センター到着。前の広場ではふれあいまつりを開催中。
今日はいろんな所でまつりをやってたみたいです。

再びバスに乗り天王洲へ向かう。
すぐそばに、田町駅前から移築、建設中の芝浦小学校。外壁が変わってます。

芝浦ふ頭のそばにはコンテナの山。クレジットを見るとやはり中国のものが
多い。

天王洲到着。運河沿いのデッキを歩いてTYハーバー方面へ。

ちょっと前に出来た、寺田倉庫運営の運河に浮かぶレストラン。
これを実現するためかなりの書類を国土交通省、港湾局に提出したとか。

橋の上から見たTYハーバーと浮かぶレストラン。久しぶりに来たけど、古びれず
今でも気持ちのいい水辺空間です。

橋を渡って東京海洋大方面へ。

対岸から見たTYハーバー。

この辺を散策した後、解散しました。今日は暖かく、天気が良くてよかった。これが極寒だったらまた印象も違ったかも。まだまだ名物もありますが。これらを今後活用するため、区でウォークラリー等計画中です。

デザイン的にももうちょっと何とかしていきたいので、出来る範囲でこれから提案していきます。