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新宿〜渋谷 東京メトロ副都心線

日曜に宅建の模試があり新宿に行ってきました。

梅雨の中開けで気持ちのよい天気でした。

用事が終わってから行った新宿高島屋。東京メトロ副都心線の開業に伴い
オープンした地下食品街。地下を通じて伊勢丹まで繋がったんですね。
今時な柔らかい雰囲気の内装になってました。
特に宝石のようなスイーツは目を奪われます。

地下街の奥の奥にある肉専門の「今半」。

ちょうど昼時、5席しかないイートインのコーナー。休日には穴場です。14Fにも
同店舗がありますが週末は1時間待ち当たり前。ここは存在が分かりにくく、席数が
ない割にすぐ座れました。卵に絡めるすき焼き定食は絶品でした。

東京メトロに乗って渋谷へ移動。初副都心線です。高島屋の地下と繋がっています。

高島屋から東京メトロへ下りる階段。タイル脇に埋め込まれた間接照明は、昨今のLEDの
進歩でほぼタイル仕上と同面で光ってました。間接照明は今まで埋め込むのに躯体を切り
欠いたり照明を入れるところを作るのに苦労しましたが、今では仕上厚と同じ感じで仕上
げられるようになってます。

駅と結ぶ通路も、間接照明やグラフィックアートの壁で、単なる動線ではなく、通行人を
和ませます。出勤時は慌ただしいのだろうけど。。

駅のホームはアクリルで作ったベンチ。これだけでアートです。

ホームはすべて転落防止扉付き。都心の人身事故の多さを考えたら、今後必須ですね。
山手線でも今後何年かかけて全てのホームに設置される予定。

副都心線に乗って渋谷駅に着く。運転が下手だった。西武線からの連絡だったけど
何度も停止位置直して。。地下は慣れてないのだろうか?
いろんな路線が交差して複雑化している。分単位の切り替えで、事故だけは起こさないでほしい。

安藤忠雄さんが設計した渋谷駅は、地下鉄初の自然換気システムを導入して、大きな吹き
抜けで地下の空気を地上に排気している。エコですね。

ホームに展示してあるコンセプト模型。大きな卵が地下に挿入してある。
80年後半の安藤さんの大阪の中之島プロジェクトを思い起こさせる。あれは日銀大阪支店の
歴史的建物の中に同じように巨大な卵をはめ込み、中に劇場の機能を入れ込んだ。
約20年越しにこのコンセプトが実現したようだが、渋谷駅は装飾だけ。是非とも劇場等
文化施設を入れ込んで欲しかった。まーいろいろ難しいんでしょうけど。

補助的に設けられた、空調ダクト。ベンチになってて上部がウィーンと持ち上がり、
気温を調節する。

ホームのエスカレーターを上がると卵の断片が。飾りです。

エスカレータの上り口。卵らしき形が空間的に分かる部分。

職人さんは作るのかなり苦労したようだ。使えない部分が結構ある。
地下のインフラという点で難しいのだろうけど、安藤さんらしいダイナミックな
空間構成が見られないのは残念。

副都心線が開通して東京はますます巨大な迷路と化しました。技術の進歩で大江戸線に
比べかなり浅い深度に作られた副都心線。都市の安全上一般の人には分からない空間も
数多くあるだろう。今後余剰空間を文化的に使えるよう働きかけていきたいですね。

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