かつて江戸の中心地だった神田。職人が多く住んだこの町には、様々な人々が全国より集まり、技術を競い合っていました。そして、新たな文化が、芸術が、ここから生まれていきました。 「神田であれば、進化した江戸の盛り場というものを作り出せるのではないか。」 こんな思いが、神田に縁のあるCETのメンバーの中から生まれてきました。神田は本来もっとポテンシャルの高い場所のはず。ツボの押し方次第では、もっともっと元気になるし、おもしろくなるのではないか。 そこで注目したのが「縁日」です。「縁日」は、江戸の人々には無くはならない路上におけるハレの場でした。そこには多種多様な出店が立ち並び、飲食や物販、ゲームなど、様々な機能が提供されていました。「縁日」の日には、人々は心躍らせ、普段とは違った出で立ちで街に繰り出したものでした。 私たちは、このようなハレの場が日常化することで「盛り場」を生み出すことができるのではないかと考えました。そしてその第一歩として、新しいかたちの「縁日」をCET05において行うことにしました。
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